バーチャル世界において、レンダリングのクォリティーは衣装の見栄えを大いに左右する。特にシンプルな仕立てを持ったアイテムの場合は安価なものに見損なわれるケースが多いでしょう。
ファッション業界ではCLO3DとVStitcherを使い慣れているので大体VRayのレンダリング効果がなじんでいる。では、リアルタイムよりハイクオリティの4Kターナブル生成するサービスを開始するには、まずレンダラー選びから始まる。選択肢はありすぎますので三つの候補者から見積もっていく。
レンダラーの比較:
Cycles | Vray | Unreal | |
実装・アップグレード 難易度 | 簡単 | 簡単 | 複雑 |
レンダリング時間 | 中 (sample 1024) | 長(4 sub div) | 短 |
レンダリングデバイス | GPU/CPU | GPU/CPU | GPU |
シェーダー互換性 | 良い | 良い | 良い/ブループリント別途用意 |
ファイル互換性 | blend/fbx/glb/c4d | fbx/glb/なんでも | fbxのみ |
コスト | なし | 高い | 場合によって異なる |
クォリティー | 高い | 高い | 高い |
ファームサポート | 多数 | 多数 | 少数 |
最終的にCyclesに決定。Blender2.8以降はもはや主流アプリとそん色ない機能の完備さとPythonAPIを持っているので、レンダリングシーンをワーカー環境で作られ、レンダーファームに送信するというパイプラインを構築するには最適だと考えられる。
心地よい柔らかな陰影付けとグローバルイルミネーションによる照らし返し、見るだけで癒されますね。
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